年越しのカウントダウンも始まろうかという年の瀬、皆様いかがお過ごしでしょうか?
こちら福井では明日から雪が降ろうかという気配です。
さて、そんな中、大掃除や年賀状の合間をぬって今年も「そば打ち」を行いました。
私は年越しそばは毎年、自分で打つことにしています。

つなぎには山芋(自然薯)を使います。
そば粉と山芋がよくなじむようにもみあわせてから、水を入れて団子にします。

出来上がったそばの団子(?)
表面がしっとりとするまでよくこねて仕上げます。
苦労してこねあげた団子はとてもかわいいです。

麺棒で丁寧に伸ばしていきます。
なぜ、そばを「打つ」と言うのかは分かりませんが
この作業が一番「打つ」というのにふさわしいかもしれません。
伸ばし方が足りないと、とても太い麺が出来上がります。
あんまり太いと固くてちょっと食べにくいです。
まあ、そば好きな人はそっちのほうがよかったりするのですが(笑)

ぺらぺらになるまで伸ばしたら、
たたんでからそば切り包丁で切っていきます。
同じ幅で延々と切っていきます。
ある意味一番しんどい作業です。

まかないも兼ねて試食。
また写真を撮る前に食べ始めてしまって、気が付きあわてて撮影(^^;)
私の撮る食べ物の写真はほとんど食べかけだったりします。
一年に一度しか打たないので、毎年、素人状態からの出直しといっても過言ではありません。
なんせ慣れない作業。2Kgも打つと、もうへとへとです。
打ったそばは、お世話になった方などにお分けします。
なので、打っているときはいつも食べる人のことを考えています。
あの人はどっしりとしたそばが好きだから、ちょっと太めにしよう・・・
あの人のところは子供もいるから細めに切って食べやすく・・・
水の分量、こね方、伸ばし方、切り方、ちょっとした違いで
茹で上がりのそばはガラリと食感が変わります。
ちょっとしんどいですがとても楽しい時間です。
食べる人の顔を思い浮かべながら、一つ一つの作業を積み重ねていく。
自分にとって年末のそば打ちは、
ものを作るということの原点へと立ち返り
新たな気持ちで新年を迎えるための
とても重要な儀式であったりします。
打ちたてのそばが美味しいっていうのが一番なんですが(笑)
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。
どうぞ よいお年を!
(なんとか更新が年内に間に合った・・・^^;)
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