弊社のカーテン商品の一つ、サングラスカーテン

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二枚のレースの間に、非塩ビ系の透明なフィルムを挟んだ構造のレースカーテンです。
0.3ミリと厚めのフィルムを使用しているため、光を通しつつ、いくらかの防音性も期待できるという特長があります。

先日、そのサングラスカーテンについて、福井市内のある学習塾に頼まれて、施工に行ってきました。


●廊下も含めて空調しているのだが、問題が2点。
●二階を空調したいのだが、冷気が階段から一階へ逃げてしまって二階が冷えない。
●また一階は、生徒の出入りが頻繁にあるので、玄関を開放しているのだが、冷気が外に逃げてしまって効率が悪い。

この状況を改善したい!

というのが、ご依頼の内容でした。

で、これを解決すべく、弊社のサングラスカーテンをご提案し、施工に行ってきたわけです。

実は、サングラスカーテンは、断熱性についてもかなり強力な機能性を持っています。
コンマ3ミリのフィルムの厚みがいかんなく発揮される部分なのです。
商品ページにも書いてありますが、「これ(サングラスカーテン)をつけたら、部屋が寒くなってしまった」というクレームが真夏に出たほどです。

うんぬんはともかく、以下が取付け後の写真です。

まずは二階の階段の上り口に取り付けた写真。
階段周りの間取りに合わせてカーブをつけて、カーテンレールを取り付けました。

s-写真 2014-06-25 14 04 22
開けたときの写真

s-写真 2014-06-25 14 03 34
閉めたときの写真




下に紹介するカーテンレールは、実際に使用したものです。軟質プラの中にステンレスの薄い鋼板が芯材として入っていて、自由にカーブを付けることができます。

この手の物は、いろんなメーカーが出していますが、この商品は
1)レール取り付け留め具が、天井付け・正面付け両用になっている、
2)レールが長い場合にはカッター一本で簡単にレールを切れる(ほかのメーカーの物は金ノコを使って切る)、
という点ですぐれものだと思います。

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出窓用 カーブレール カーテンレール リフレ 3m ウォームホワイト



さて取付けなのですが、この天井がクセモノ。
たいていの住宅建築は、天井は桟の上に石膏ボードを渡して固定してあります。
要するに、桟の部分以外は石膏ボードしかなく、スカスカで、木ネジでレールを止めてもすっぽ抜けて落ちてきます。
というか、そもそも木ネジで固定が効きません。くずれて穴が開くだけです。
また、桟のところは桟のところで、石膏ボードを止めている釘が結構な数量打ち込まれていますので、これまた木ネジが通りません。

そこでこのような石膏ボード用の調査器具を使います。

_SL1500_

シンワ どこ太 L マグネット付

この手の商品もまた、いくつも出ているのですが、この商品はマグネットが内蔵されていて釘の位置を調べることもできるので一石二鳥です。
マグネットで釘の位置をある程度把握できると、桟の位置が分かってきますので、無駄に針を刺して調査穴をあけなくて済むというのも利点です。
(まあ、穴と言っても針でついた小さなものなので、下から見ても分からないんですが、少ないに越したことはないです)

これで、桟の釘の入っていない部分にレール留め具(取付け用ブランケット)を固定していきます。

もちろんそんな都合のいい場所だけで、レール全体を固定できるわけがありません。
いくつかの留め具は、石膏ボードしかないところに固定しなければなりません。

そこで使用するのがボードアンカーという商品です。

_SL1500_

YAMASHIN ボードアンカー G4 25本 G4-25


これを石膏ボードにねじ込むと、ボードを貫通して先端が広がりがっちりと固定されます。
で、この固定されたアンカーに木ネジをねじ込んで止めていくというわけです。
ただ、ここで注意点は、アンカーをねじ込む前に、天井に小さな下穴をあけておく必要があるということです。
(木ネジをいっぺんねじ込んであく程度の穴でOK。ちなみにアンカーの説明書には下穴のことは書いてないので要注意)



次は、一階の玄関上り口に取り付けた写真です。
s-写真 2014-06-25 14 02 10
開けたときの写真

s-写真 2014-06-25 14 01 26
閉めたときの写真

s-写真 2014-06-25 14 00 35
カーテンレールのアップです。



一週間後にお伺いして、効果のほどをお聞きしたところ、

「見た目も効果も思った以上にバッチグー」

ということでした(笑)

そして教室の一部を同じやり方で仕切りたい、という次の受注を頂いたのでありました。
今度は直線レールでいいからちょっと楽です。